翻刻
【右丁】
の限(かぎり)にあらず然(しか)れども虚弱(きよじやく)
なる人はその志(こゝろざし)をうけて強(しい)て
食(しよく)すべからす
▲養生(ようじやう)の為に本草(ほんざう)を考(かんが)へ
その功能(こうのう)を知(しる)とも□の腹中(ふくちう)
の寒熱(かんねつ)虚実(きよじつ)をも考へず
獣肉(じうにく)魚鳥或は果菜(くはさい)等を
過食(くはしよく)するはかへつて害(かい)をま
ねくへし若(もし)臓腑(ぞうふ)偏(へん)に疾(や)
める所あるときは考へ用ゆる
は益(ゑき)あるべし無(む)病の人そ
【左丁】
の功能(こうのう)をたのみて妄(みだり)に過食(くはしよく)
すべからす
▲或人曰 血気(けつき)盛(さかん)なる人 魚鳥(きよてう)を
飽(あく)まで食(くら)ひ酒を過飲(くはゐん)すれ
ば脾胃(ひゐ)を充満(じうまん)せしめ皮肉(ひにく)も
肥(こへ)ふとる世の人よきやうに思へ
とも養生(ようじやう)の道には甚(はなはた)悪(あ)
したとへは肥たる地に糞汁(ふんじう)
にてそだつ草木(さうもく)のたけにの
び枝葉 盛(さかん)なるは根(ね)入あさく
上(かみ)つりにして【意味不明】風雨(ふうう)にたおれ