翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 30

ページ: 30

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【右丁】 やすく実(みのり)うすきがごとし土(と) 地(ち)の精(せい)ばかりにてそだつ草(さう) 木(もく)はたけみじかく茎(くき)ふとく上 つりになきゆへ風雨にもた おれず虫も喰(くは)ず人も生れ 付のまゝにて魚鳥(ぎよてう)や酒の力(ちから) をからずして育(そだつ)ものは痩(やせ) 地(ぢ)にして色 黒(くろ)く理(きめ)あらく 皮肉(ひにく)実(じつ)し筋骨(きんこつ)堅(かた)し然る ゆへ病もなく長命なり酒 食に飽(あき)満(みち)て肥満(ひまん)するも 【左丁】 のは色白く理(きめ)こまかにして皮(かは) 薄(うす)しあまつさへ酒食(しゆしよく)の湿(しつ) つよく面目(めんもく)うそばれ皮肉(ひにく)ふ とりて痰火(たんくは)生し中風(ちうぶ)癰疽(ようそ) 下血(げけつ)痔漏(ぢろう)等の病を生す飲 食は人の身命(しんめう)を養ふもの なれどもおごりて分(ぶん)にすぐ れは飲食(ゐんしよく)の為に生命(せいめい)を失(うしな) ふなり古語に禍(わさはひは)従(より)_レ口(くち)出(いで)病 ̄は 従(より)_レ口 入(いる)と実にむべなるかな 味噌(みそ)醤油 酢(す)酒の類は古(ふる)き