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【右丁】
を用へし新造の味甘美
なるは気味(きみ)未熟(みじゆく)なるゆへに
湿熱(しつねつ)生じやすく痰飲(たんゐん)犯(おかし)
やすし
▲人々 愛好(あいかう)の物ありその一種
二種を毎日久食すべからす
菜(さい)肉(にく)ともに偏食(へんしよく)なきをよ
しとす
▲常に飲食(ゐんしよく)は過飽(くはほう)すべから
す又一種を多食すべから
す腹中 飢(うへ)ざるを 節(せつ)とす
【左丁】
べし○或人曰 常(つね)の食は八 分(ぶん)
にすべししかるに一月に一両
度 麦飯(ばくはん)の類の軽(かろ)きものを
腹中こゝろよき時 好(この)むほど
食すべしかくのごとくすれ
ば脾胃(ひゐ)すぼらずして食に
傷(やぶ)らるゝの患(うれへ)なし
▲冷汁(ひやしる)納豆(なつたう)汁の類は時宜(じぎ)
によりたる興味(けうみ)なり常に
用(もちゆ)べからず一両月に一両度
は苦(くる[し])からじ食をすゝむるの