翻刻
【右丁】
に害(かい)なし
▲甚 飢渇(きかつ)すべからす脾胃(ひゐ)
虚(きよ)して気(き)とぼしくなる尤
寒暑(かんしよ)の月は飢渇(きかつ)なく保(ほ)
養(よう)度(ど)を得(ゑ)て脾胃(ひゐ)を助(たす)く
べし寒暑(かんしよ)におかされず又
烈暑(れつしよ)の時に労役(らうゑき)し旅行(りよかう)
に甚飢れは暑気にやふら
れ中暑(ちうしよ)霍乱(くはくらん)の病を生す
又 厳寒(げんかん)の時に労役(らうゑき)し旅
行の人甚 飢(うゆ)れは寒気に
【左丁】
犯(おか)されあるひは傷寒(しやうかん)中暑(ちうしよ)
の病を生す○虚弱(きよじやく)なる人
は寒暑(かんしよ)の月尤 保養(ほよう)すべ
し夏月(かげつ)はわきて食物に傷(やぶら)
れやすし性味(せいみ)を損(そこ)なへる物
生冷(せいれい)の物すべて脾胃(ひゐ)に害(かい)
あるもの食べからす暑(しよ)に
いたむべきの機(きざし)あらは預(あらかじ)め
生脈散(しやうみやくさん)等の薬を用ひて
暑(しよ)を防(ふせ)ぐも可(か)なり
▲大病後(たいびやうご)あるひは薬を用ひ