翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 36

ページ: 36

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【右丁】 塞(そく)するの患(うれひ)もなく肉食(にくしよく)に て血分(けつぶん)を兼(かね)補(おきなふ)ゆへにその 効(こう)少からず久しきを積(つむ)とき は体力(たいりよ[く])自然と健剛(けんかう)になり 病 自然(しぜん)とさるべし虚(きよ)し たる病人は早(はや)く治(ぢ)せんことを ねがひ薬治(やくぢ)のみをしきりに して虚々の失(しつ)を求(もと)むべからす 近世は病家 医家(いか)ともに 心を用ひざるゆへにその術(じゆつ)も 詳(つまひらか)ならず志(こゝろざし)あらん人ふかく考(かんが) 【左丁】 へて施(ほとこ)さは世(よ)の幸(さいはい)ならん猶 灸治(きうぢ)の法は灸治門にしかす 考へ見るべし○此 説(せつ)は人に 聞(きゝ)ぬるを以 効(しるし)を得(ゑ)たるもの おほきが故(ゆへ)に臆説をまじ へてしるすこれも薬剤(やくざい)を 以て治(ぢ)すべきの症(しやう)も薬剤(やくざい) を用ひすかくのごとくせよと いふにはあらす右にいへる症(しやう) のごときは薬剤(やくざい)よりは此治法 まさるべきのみ尤 薬治(やくぢ)にのみ