翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 40

ページ: 40

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【右丁】 ふへし平和(へいわ)の薬といへども 飲食(ゐんしよく)のもつとも平和な るにはしかず ▲育児【上記二字は▢囲み】小児を育(そだつ)るに乳汁(にうじう) 少きには性よき古米をよく 臼(うす)つきつねの粥(かゆ)よりは水を おほくして煑(にへ)あがりたる時 火をゆるくして久しく煑(に) 爛(たゝらか)して熟(しゆく)したる時 杓子(しやくし) にてみだりにまぜす直(すぐ)に篩(ふるひ) へうつしこししかき飴(あめ)を乳(ち) 【左丁】 汁(しる)の甘味(あまみ)ほどに加(くは)へ火にかけ よく調和(ちやうくは)して椀(わん)或は曲物(まげもの) の類 横(よこ)の方に穴(あな)をあけ管(くだ) を指(さし)こみ管の先を乳(ち)まめ のごとく絹(きぬ)にてつゝみ右の汁 を入て吸(すは)しむべし貧家(ひんか)に 小児の飢(うへ)をくるしめども 害(かい)あらん事をおそれて飢(うへ)し むるものおほし初生の時飢 しむれは盛長(せいちやう)しがたし児 を飢(うへ)しめんよりは右のごとく