翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 41

ページ: 41

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【右丁】 して間々 乳汁(にうじう)を兼(かね)あとふれ はよく育(そたち)て害(かい)なきものな り昼夜(ちうや)よく児(こ)の飢飽(きほう)を 考(かんが)へあたふべし此法こゝろ むるに甚しるしあり ▲およそ食物は五味(こみ)調和(ちやうくは)し て偏食(へんしよく)なきをよしとす大 人にはおのづから偏食の患(うれへ) 少し小児は常に辛苦(しんく)【左ルビ:からく にかし】の物 を欠(かく)しかるに甘味をおほく 偏食(へんしよく)するゆへに脾胃(ひゐ)に滞(とゞこほ) 【左丁】 りて病を生す医書(いしよ)に小児 の疳疾(かんしつ)は甘き物を偏食(へんしよく)す るによりて生ずといへるも この故なり小児の食物は 常(つね)に心を用(もち)ゆへし小児に 常に反魂丹(はんごんたん)あるひは熊胆(くまのゐ) 等の苦(にが)き薬を間(まゝ)用ゆるも 此こゝろなり ▲京師の老医(らうい)後藤(ごとう)氏 世(よ)の 人にすゝめて常(つね)に蕃椒(たうからし)を食 せしむその意(こゝろ)を伝(つたへ)へ【衍】聞に今