翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 42

ページ: 42

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【右丁】 の世の人 雑慮(ざつりよ)おほくして精神(せいしん) を凝(こら)し安逸(あんいつ)に居(ゐ)て気血をし ぶらし甘味を食(くら)ひて腸胃(ちやうゐ)を ふさぐしかる故に老少 虚実(きよじつ)と なく積気(しやくき)腹内(ふくない)腑臓(ふぞう)に結(むす)び 栄衛(ゑいゑ)和(くは)せざるか故に多病(たびやう)を生 ずるを察(さつ)して発明(はつめい)せる旨(むね)に して蕃椒(たうからし)の気味 厳正(げんせい)純一(じゆんいつ)な るか故に物に和(くは)して食すれは 快活(くはいくはつ)の気を以て穀肉(こくにく)滋補(じほ)の 味を和(くは)し胃中(ゐちう)胃 外(ぐはい)血脈(けつみやく)皮(ひ) 【左丁】 理少も泥滞(しつたい)なくよく温散(しんさん) する故に気血(きけつ)を滞(とゝこほ)らしめず 積聚(しやくじゆ)を消し胃(ゐ)を開き食 を進(すゝ)め旧(ふるき)を推(お)し新(あたらしき)を致す これ予(あらかじ)め形精(けいせい)の不足(ふそく)なから しむるの為にして孔夫子の 不(す)_レ徹(すて)_レ薑(はじかみを)して食ふ不(す)_レ多食(おほくくらは)と の給ひしと一般(いつはん)の意(こゝろ)なりと かや世の人毒あらん事をお それ或は強(しゐ)て多食(たしよく)せよと進(すゝ) むるかと疑(うたが)ひ或は偏僻(へんへき)の見(けん)