翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 47

ページ: 47

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【右丁】 ども君子(くんし)に及はざる人はせめて かくのごとき養生(ようじやう)の計(はかり)をな して天年を保(たも)ちなばその 父母(ふほ)の遺体(ゆいたい)なる身を一向(いつかう)にか へり見す養生に怠(おこた)り短命(たんめい) なる人にはまさるへし已(すで)に病(やまひ) をもふけ薬(くすり)を用ゆるは下策 の中の下策(かさく)なるものなり然(しか) れば病(やまひ)生じ薬(くすり)を用(もちひ)ざらん 事を思はゞ常に灸(きう)してよく 保養(ほよう)すべし灸火(きうくは)をもから 【左丁】 すして天年を保(たも)たんと思はゝ 君子(くんし)の徳行(とくかう)を学(まな)ふべきにこそ ▲人病ありとも風寒(ふうかん)暑湿(しよしつ) 等の外邪(くはいじや)その余(よ)一旦(いつたん)の病 は薬力(やくりよく)を以(もつて)専(もつは)ら治すべし 虚(きよ)に属(ぞく)する病は灸治(きうぢ)を 兼(かね)て効(しるし)をまつべし ▲積聚(しやくじゆ)等の病は薬治(やくぢ)の功(こう) 尤(もつとも)少(すくな)し灸治を専(もつはら)にすべし 灸治も一旦(いつたん)にては効(しるし)なし 病に的(てき)する穴(けつ)を日(ひ)をつらね