翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 48

ページ: 48

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【右丁】 あるひは日を隔(へだ)て同し穴(けつ)を 灸(きう)すべしその效(しるし)おほし これらの症(しやう)は一旦(いつたん)の病にあら ざれは治(ぢ)するもまた一旦に ては効(こう)なし○或(ある)医(いの)曰今の 世には積塊(しやくくはい)ある人にも古方(こほう) の破散(はさん)するの剤(ざい)は用ゆべき 症(しやう)すくなしと是を考(かんがふ)るに 今 治世(ちせい)の人(ひと)情欲(しやうよく)熾(さかん)にして妄 に精液(せいゑき)をへらすのみにあらず 栄花(ゑいぐは)の計(はかりこと)に心気(しんき)を労(らう)する 【左丁】 事 頻(しきり)なりしかる故に痞積(ひしやく)な き人もすくなく又は食物(しよくもつ)にも 傷(やぶら)れやすし皆内に気のめ ぐり拙(つたな)きが故なり灸火(きうくは)はよ く陽気(ようき)を助(たす)くるものなれは 気(き)よくめぐりて痞積おのづ から消(せう)すべしわざはひとなる べきものは小(すこ)しきなる時に治(おさ) むるをよしとすすでに積塊(しやくくはい) 等の病(やまひ)となりてはその病 を容易(ようゐ)【左ルビ:たやすく】に除去(のぞきさる)ことはなり