翻刻
【右丁】
右のごとくすべし穴処(けつしよ)多(おほ)く
しても壮数(さうすう)少ければ効(こう)少
し右のごとく常(つね)に怠(おこた)ら
さるときはその功(こう)大なり虚(きよ)
したる人は幾度(いくたび)もかくのこ
とくすべし自然(しぜん)と体力(たいりよく)つ
よくなり病(やまひ)を生(しやう)ずべから
す四 花(くは)の穴(けつ)をかくのごとくする
とのみ思(おも)へるは誤(あやま)れりとすべ
し虚(きよ)を補(おぎな)ひ痼疾(こしつ)を除(のぞ)
かんが為に灸(きう)するには尤かく
【左丁】
のごとくすべし勤(つと)めて止(やま)さる
時はその効(しるし)大なるべし
▲およそ灸(きう)を用(もちゆ)るは寒邪(かんじや)を
散(さん)じ陰毒(いんどく)を除(のぞ)き鬱(うつ)を開(ひら)
き滞(とゝこほり)を破(やぶ)り気を助(たす)け
陽(よう)を回(かへ)さんか為なり火力(くはりよく)
いたるときはその功(こう)少(すくな)からず
故に古人(こじん)の灸法に二 報(ほう)三
報ありて年(とし)をつらねて
絶(たへ)ざるにいたるかくのごとく
すれは前後(せんご)相催(あいもよほ)しその