翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 54

ページ: 54

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【右丁】 故履(ふるくつ)の底(そこ)をあぶり熱(ねつ)せし め灸を熨(のす)べし三日にし て発(はつ)し膿(うみ)いでゝ自然(しぜん)に病 をいやす 《割書:甲乙経》 ▲灸しおはりて赤皮の葱 と薄荷(はつか)二味の煎湯(せんたう)にて 温(あたゝ)め洗(あら)ひ灸のまはり一二尺の 間(あいだ)を灸穴に駆(かり)よすれば風(ふう) 気を瘡口(さうこう)の内に逐出(おいいだ)し且(かつ) 経脈(けいみやく)の往来(わうらい)を瘡下(さうか)に滞(とゝこほ)ら しめす自然(しぜん)に瘡(かさ)潰(つゐ)へ疾(やまひ)い 【左丁】 ゆると明堂灸経にいへり ▲小児には五 壮(さう)十壮 廿壮 年に したがふへし○案ずるに病(びやう)は 児(に)五 歳(さい)より十歳までは十 壮 廿壮にいたるべし物(もの)皆(みな)過(くは) 不 及(ぎう)あるべからずといへとも灸(きう) 治(ち)には過(くは)の失(しつ)は少(すくな)く不及(ふぎう)に 失(しつ)するのみ小児も稟受(ひんじゆ)虚(きよ) 弱(じやく)なるは一年に三五 度(ど)或は 月毎(つきごと)にも灸すへし ▲およそ頭(づ)と手足に灸する