翻刻
【右丁】
には火気(くはき)いたり足(た)れるを度(と)
とすべし頭巓(づれい)【ママ】と四肢(しし)とは
肉(にく)薄(うす)し火気 経脈(けいみやく)に通(つう)じ
やすし腹背(はらせ)と同じからず又
頭(づ)と手足(てあし)と同時(どうじ)に灸すべ
からず血気(けつき)さかひみだりてか
へつて気血(きけつ)の流行(りうかう)を失(うし)[な]ふ
是も類経に出たり
▲およそ治病の要穴(ようけつ)は膏肓(かう〳〵)。
四花(しくは)。患門(くわんもん)。肺兪(はいのゆ)。膈兪(かくゆ)。身柱(しんちう)。
風門(ふうもん)。脾(ひの)兪。腎(じんの)兪。命門(めいもん)兪
【左丁】
肝兪(かんのゆ) 大腸(たいてう)兪 小腸(しやうてう)兪 上脘(しやうかん)
中脘(ちうくわん) 天枢(てんすう) 足三里(あしのさんり) 章門(しやうもん)
京門(けいもん) 等の数穴(すけつ)にすぎす
その外の穴は余騎により
て用ゆべし しゐて求(もと)む
べからす
▲およそ微数(ひさく)【ママ】の脈(みやく)又は新(あたら)に
汗(あせ)を得たる後灸すべからず
▲艾葉五月にとりて日に乾(かはか)
し陳久(ちんきう)【左ルビ:ふるくひさし】のものを用ゆべし
塵(ちり)をゑりすて臼(うす)に入(いれ)木杵(ききね)