翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 58

ページ: 58

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【右丁】 あやまり疾(やまひ)おもきにいたれ ば労(らう)して功(こう)すくなし世(よ)の人 初に怠(おこた)り疾(やまひ)おもきにいたり 或(あるひ)は父母(ふぼ)慈孫(じそん)をうしなひ て後悔(こうくはい)おほきはおろかなり 常(つね)にいとまあらば無益(むやく)の事 に心を用(もち)ひす医(い)の道(みち)にも 心を用(もち)ゆべししからざれば 看病(かんびやう)の道(みち)にくらく医(い)の 工拙(こうせつ)も弁(わきま)ふへからす程子(ていしの) 曰(いはく)病(やみて)臥(ふす)_二於 床(とこ) ̄に_一委(ゆたぬ)_二之 ̄を庸医(ようい)_一 ̄に 【左丁】 比(ひ) ̄す_二之 ̄を不慈(ふじ)不孝(ふかう) ̄に_一事(つかふる)_レ親 ̄に者 ̄は不(ず) _レ可(べから)_レ不(さる)_レ知(しら)_レ医(い) ̄を と古人の格言(かくげん) おもふへし ▲病家(びやうか)の人 医(い)に志(こゝろざし)あれ ば医(い)の工拙(こうせつ)を知(し)り病人 を扶(たすく)るに益(ゑき)ありしかれと も我(わが)見識(けんしき)を専(もつはら)にし或(あるひ)はみ づから薬剤(やくさい)を施(ほとこ)すことを好(この) むべからずその道(みち)に専一(せんいつ)な らざれは良医(りやうい)のおほく 功(こう)をつみたるにはしからざる