翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 6

ページ: 6

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【右頁】 ずへし天命 一定(いつてい)ならずと いへども天は万物(はんぶつ)を生々(せい〳〵)する を心とし給へば大かたは寿(いのちなが)かる べきものなり人の夭死(▢▢し)【左ルビ:わかしに】す るは天命(てんめい)にそむく故なり しかれば富貴(ふうき)を得(ゑ)たる人は わが富貴なるは人をあはれ み助(たす)けしめん為(ため)に天より授(さづ) け給へるを思ひて己(おのれ)を約(つゞまやか)にし て驕(おご)らす分限(ふんげん)にしたがひて 人をめぐむを楽しむときは 【左頁】 心こころよくしておのづから養生 の道にかなひ天の助(たすけ)ありて 寿(いのちなが)かるべし又貧賤(ひんせん)にある人 もわが命分(めいぶん)に安(やすん)じ外をう らやみて得(ゑ)がたき富貴(ふうき)をねが ふ心なき時は心 常(つね)にゆたか にして楽(たの)しみおほくおのづから 長命なるべし富貴なり とも一己(いつこ)の欲(よく)にふけり天命(てんめい) を知(しら)ずして恣(ほしいまゝ)なる時は得たる 富貴を失(うしな)ふのみにあらず養