翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 69

ページ: 69

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【右丁】 ▲傷寒(しやうかん)の後 葷肉(くんにく)をいむへ し是をおかせば救(すく)はれす 又 水腫(すいしゆ)の後油塩をいむ 又 滑瀉(こつしや)の後油膩をいむ《割書:医宗|粋言》 ▲病者 煩渇(はんかつ)して甚(はなはた)飲水(ゐんすい) を好めども近世(きんせい)医たる人 も冷水(れいすい)を飲(の)む事を一切に おそるおもふに世に虚寒(きよかん)の 人はおほく実熱(じつねつ)の症(しやう)は少 きと見へたりその虚実(きよじつ)寒(かん) 熱(ねつ)を考(かんが)へて与(あたふ)る時は功(こう)ある 【左丁】 べし是を知らざるへからす 水は質(しつ)寒(かん)なれども味(あぢはひ)淡(あは)く して性(せい)平(へい)なり偏毒(へんどく)の物 にはあらす ▲温泉(おんせん) 温泉は 明礬(めうばん)丹砂(たんしや) 硫黄(いわう)の三物か根となり烝(む) して暖流(だんりう)となるしかる時は 温泉に浴(よく)しては寒湿痺(かんしつひ) および脾胃(ひゐ)虚寒(きよかん)のものを 治すへし陰虚(いんきよ)火動(くはどう)の症(しやう) にはよろしからず《割書:丹鉛総録》