翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 73

ページ: 73

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【右丁】 に病家の人 医(い)の道一向 にくらくしては医を撰(ゑら)ふの 道にくらく親族(しんぞく)の贔屓(ひいき) 傍人(ほうじん)の評議(ひやうき)にまかせ効(こう)な き薬をも久しく用ひ微功(びこう) あるをも大効なしとして 医をかへ治をあやまりて活(いく) べきも死(し)にいたる不 慈(じ)不 孝(こう) の罪(つみ)のかれかたし ▲医を撰ふには学才(がくさい)あり て功をつみたるを求むへし 【左丁】 学才(かくさい)ありても治 功(こう)を積(つま)さ るは治効少し医(い)三世なら ざれはその薬を服(ふく)せずとの 聖人(せいじん)の方言も数世(すせい)医の功 をつみたるをとり給ふなりし かれども数世の医或は老 医たりとも工拙(こうせつ)はその人の 明(めい)と不明によるべし一概(いちがい)に 論(ろん)ずへからず今の医者お ほくは諂(へつら)ふものありて面をや はらかにして人の心をとり偽