翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 74

ページ: 74

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【右丁】 をなして人を褒貶(ほうへん)し或は 異言(いけん)異風をなして世俗(せぞく)を おどろかすものあり妄(みだり)に人 の評議(へうぎ)にのみ任(まか)すべからす 又わが気 象(しやう)に合ざるをにく みて捨へからす ▲すべて古の医はその道 に真切(しんせつ)にして心を用ゆるに 厚(あつ)し上古(じやうこ)の聖人(せいじん)はいふもさ らなりそれより代々(よゝ)の名 医とよばるゝ人は物(ぶつ)理に明 【左丁】 にしてみづから発明(はつめい)おほく治 効あり方 論(ろん)を立て今の世に 至るまて医の準則(じゆんそく)となる 近世の医はその道に真切(しんせつ) ならず病因(ひやういん)病 症(しやう)を明かに 察(さつ)し薬性方意を審(つまびらか)にし 古人の微意(ひい)をさとり脈状(みやくじやう) を切にして治を施(ほとこ)す医は すくなし況(いはん)や治法にも古に よろしく今によろしからざる あり或は上古になくして