翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 8

ページ: 8

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【右丁】 気のやしなひ少(すくな)けれべしば病を 生ず天の万物(ばんぶつ)を育(いく)するや 天の一気(いつき)みち〳〵て養(やしな)ふを もつてよく生長(せいちやう)すよく土かい 肥(こへ)を加(くは)ふとも天気(てんき)のやしなひ なくは生長(せいちやう)せざるべしたま 〳〵天気 不順(ふじゆん)なれば或は 虫つきあるひはかじけて生長 せさるがごとし ▲気(き)を養(やしな)ふには財欲(ざいよく)をすく なふすべし財欲をすくなふ 【左丁】 する【注】には奢(おごり)をはぶくへし奢 をはぶくには口腹(こうふく)の欲(よく)声色(せいしよく)の 欲(よく)を遠(とお)ざくべし人 皆(みな)情欲(じやうよく) にひかるゝより奢(おごり)を生し財(たから) をつゐやすか故に財をむさぼ るみな心を苦(くろ)しむる【注】の媒(なかだち)也 情欲を節(せつ)せざるの害(かい)大なり つゝしむべし ▲人 財欲(ざいよく)をたくましくせは世 には上(うへ)に上ありて望(のぞみ)の尽(つく)る 期(ご)はある【注】べからずのぞみたり 【注 注を付けた「る」は終筆を丸めていないので「り」に見えるが、文脈上「る」とあるべきで筆者の癖と思われる。】