翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 9

ページ: 9

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【右丁】 ともおの〳〵天命(てんめい)の定(さだま)りあ ればかなはざるへしその欲心(よくしん) にかなはざるをなげき気をふ さき病をつくりて身を亡(ほろぼ)す にいたるはおろかなりとすべ し私 智(ち)を以天命に勝(かつ)事 あたはざるを知(し)り只わが家業(かぎやう) をよく勤(つと)めて後の禍福(くはふく)は天 命にまかせおの〳〵分限(ぶんげん)に安(やすん) じて奢(おごり)をはぶき強(しゐ)て外を ねがはさるべしおのづから気(き) 【左丁】 のびやうにして病を生ずる事 あるべからす 節情欲【上三字▢囲み】人は気血(きけつ)の二ツを以 て一身をよく保(たも)つなり陰陽(ゐんよう) 並行(ならびおこなは)れて天の万物(ばんぶつ)を育(いく)す るがごとし気血ともに偏勝(へんしやう) あれば病を生ずしかるに婬(ゐん) 欲(よく)を熾(さかん)にして妄(みだり)に精液(せいゑき)を もらし陰血(ゐんけつ)虚(きよ)する時は陽火(ようくは) たかぶりて病を生し或は情欲(しやうよく) をとげざるか故に気を鬱(うつ)