翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 86

ページ: 86

翻刻

【右丁】 には温湯(うんとう)を以て下(くだ)すべし 津液(しんゑき)を以ておくり下(くだ)すば かりにては脾家(ひか)に散(さん)ぜす して糟粕(そうはく)となるのみ ▲およそ諸毒(しよどく)を解(げ)する薬 は皆 冷服(れいふく)すべし煎薬(せんやく) は冷(ひや)してのみ丸散(ぐはんさん)は冷水(れいすい) にて送(おくり)下すべし ▲世(よ)に妙薬(めうやく)とて一二の草薬(そうやく) を以て立処(たちところ)に効(しるし)を得(う)るを 神(しん)のごとくいひはやすあり 【左丁】 付薬或はしばらくの軽(かろ)き病 は稟受(ひんじゆ)堅剛(けんかう)の人には服薬(ふくやく) も害(かい)なく効(こう)あるもあるべ ししかりとて妄(みだり)に用ゆべ からずよくその本(もと)をたゞす べし痢疾(りしつ)虚瘧(きよぎやく)などには 必用ゆへからず事理(じり)まち 〳〵なれは病症(びやうしやう)と薬方(やくほう)と によりて的中(てきちう)するもある べけれは事を尽(つく)さゞるべ からずといへとも病人の虚(きよ)