翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

居家養生記 - 翻刻

居家養生記 - ページ 91

ページ: 91

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【右丁】 ざるべからす ▲薬を煎ずるに生(せい)熟の 二法あり初に水を少く入 ておほく汁をとるを生と いふ熟(じゆく)といふは水をおほく入 て少く汁をとるをいふおよそ 補薬(ほやく)には熟を用ひ利 薬(やく) には生(せい)をきらはず ▲薬を用ゆるに文火武火の二 ツあり文火とはぬるき火 なり武火は烈(はげ)しき火なり 【左丁】 補(ほ)剤には文火を用ひ瀉剤(しやざい) には武火を用ゆべしおよそ 発(はつ)散瀉下の薬には堅(かた)き 炭(すみ)を用ひ滋補(じほ)の薬には 消(けし)炭を用ゆべし○煎薬 を温服(うんふく)するは湯気を借るの 意(こゝろ)なりぬるきを用ゆへからず ▲薬 滓(かす)をふたゝび煎ずるは 古法にはなし味(あぢはひ)に厚薄(かうはく) あり気に軽 重(ちう)あれば若(もし) ふたゝび煎ずるときは味 厚(あつく)