翻刻
【右丁】
きを度(ど)とす
▲立春(りつしゆん)より晴(せい)明にいたるま
での水諸丹丸ならひに薬
を酒に浸(ひた)して製すれば
久しく壊(やぶ)れず
▲或人の曰気 虚(きよ)の症(しやう)に補(ほ)
中 益(ゑき)気 湯(とう)を用ゆるに脾(ひ)
胃になづみて不食するの患(うれへ)
あるに散薬となして功(こう)を得(う)
る事おほし
▲欠(あくび)してかきかねはづれたる
【左丁】
に天南星(てんなんしやう)を末(まつ)して姜汁(きやうじう)
に調(とゝの)へ両の頬(ほう)にぬれは一
夜にして上り收(おさま)る又両
の耳に吹入るもよし
▲骨(ほね)をくじき打(うち)たがはし腫(はれ)
痛(いたむ)に生葱(なまのひともじ)をすり爛(たゞら)し
鍋にて煎(いり)熟(じゆく)し熱(あつ)きとき
腫(はれ)たる上(うへ)に付て絹(きぬ)にてつゝ
みくゝり置べし冷水(れいすい)を飲(のむ)
べからす
▲小児の鼻(はな)の下 赤(あか)くたゞ