翻刻!江戸の医療と養生

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腹京師食物合戦 : 2巻 - 翻刻

腹京師食物合戦 : 2巻 - ページ 11

ページ: 11

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【右頁右上部】 さるほどに 両ちん入みだれたゝかいけるに 手おひし人 おひたゝし きりもちも大わらはになり たゝかいけれども じや五へもん ぐわんらい下戸なりけるゆへに はらのうちの あんないをろくにしらず かつほは 米つぶむぎいね とうがおしへにて よくしつたり はいのぞうをまわつ ては 心のぞうへうつていで かたきぢん【腎】のぞうに ぢんをとれば 火をたかぶらせて 水ぜめになし けるゆへに きりもちも いまはわづかにうち なされ かつをとさしちがへて しなんと おもひすでにちかつき すでに かうよとおもふところ ざとう ちくいちか うつはり 切もちが よろひのあげまきづけより せんだんのいたまで ぐさと つきぬき はりのさき白く いでければ なにかはもつて たまるべき そくざに むなしく なりに ける 【右頁左上部】       よゝ      むねんなは     なしほうれん     草とかつほが    ふうふになつてすむ   ものはほんのうそた  から なんともおも わぬやつさ 【左頁右上部】 なんと見たり よいきみ〳〵 おのれかつみおのれを せめるのだは われらは あとにて ほうれん そうと ゆるりと たのしみ じるし うまい〳〵 【左頁左上部】 みのまへがふだい ここうのかしん むぎあわひへ かうのものとう こゝをせんどゝ【先途と】 たゝかう 【右頁下部】 おはくろつぼにげる なむさんほう【南無三宝】おらが おやかたはしてやられた 一ぢんやぶれてざんとう まつたからず【注】といふ たとへのことくに にけま  しやう 和ちうさん ふみつけられる なむさんむ ねんな ゆるせ〳〵 【注 『太平記』巻九・「六波羅攻事」に「一陣破て残党全からざれば、六波羅の勢竹田の合戦にも討負け」とあることを引いている。】 【左頁下部】 うぬかくごを ひか【「ろ」ヵ】げ あんまり さけのみのむね のやけるやうに した むくいだ   ぞ 【参照 東京都立中央図書館所蔵本 https://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100053676/viewer/12 /九州大学所蔵本 https://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100023745/viewer/9】