翻刻
【右頁・上部】
きたのかた
しるのみ御せん
よろこひ玉【別本にて】ふ
【右頁・下部】
まことにかほどめてたいことは
ござりませぬ このうへは よき
むこきみを おたつねなされて
しかるへやうぞんじ
たてまつりまする
【左頁・右下部】
ほうれんそうひめの
めのとかうもの大こん左衛門
【左頁・左下部】
さて もみの赤米つぶの太夫
みぞおちむら とうき大明じん
の神とくによつて ひとりのむすめをもうけ
北のかた しるのみ御ぜん もろともに よろこひのまゆを
ひらき【ホッとした顔をする】ふだいのさむらいどもをあつめ ひめに
百ひろのまきもの すじほねのしやうぞく
とうをゆづり ひめもす【「ひねもす」の洒落または訛ヵ】酒ゑんにおよび
けり
〽いかに かうもの 大こん左衛門をば ひめかめのとに
申つくるあいだ しよじこゝろをつけませい
【参照 東京都立中央図書館所蔵本 https://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100053676/viewer/5 /九州大学所蔵本 https://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100023745/viewer/16】