翻刻
東-西始 ̄テ置 ̄テ_二常生所 ̄ノ_レ出 ̄ス官米 ̄ヲ_一而/糶(うらしむ)_レ之 ̄ヲ米一升の直(あたひ)新-銭
八-文京-邑-之-人来 ̄リ買 ̄フ者如 ̄シ_レ雲 ̄ノ是 ̄ノ時穀-価謄-躍 ̄ノ内-外飢-饉
す米一斛の直(あたひ)新-銭一-千四-百由 ̄テ_レ是 ̄ニ官 糶(うらしめ)て以救 ̄フ_二俗弊 ̄ヲ_一焉
とあり〇米相場あがりさがり昔もかくの如く是もたび〳〵
あることなれば珍らしくもなきことゆゑ昔より記してはおか
ず年の豊凶によりてはいつもかくあることなりこたびの米
相場も四五十年このかたのことなるべければ少の間の辛(しん)
抱(ばう)をこゝろがけ物ごと質素(しつそ)に倹約(けんやく)第一にして家業出
情するときは遂には天地の病も平愈して豊年の長つ
づくこと疑ひなしと知り給ふべし
保寿散《割書:和方》此薬方はいづれの書にいづるや又何人の
製なるかはしらねど年久しく余(よ)が家に伝へ来りて
大に効を奉する名方なり脾胃(ひゐ)虚弱(きよじやく)の人又は老人
不寐(ふび)の病 深夜(しんや)に及びて小便しげくたび〳〵眼さむる
など大に効あり元これくすりとはいへども常に製(せい)
おきて三度の食毎に服用するときは年中の悪癘(あくれい)
をさり食毒を解(げ)し面(かほ)に光沢(つや)を生じて長寿を保(たも)つこと
奇中 ̄ノ奇なり
黒胡麻《割書:二合》 橙皮【左ルビ:ダイ〳〵ノカハ】 麻仁【左ルビ:アサノミ】《割書:各四匁》 胡椒《割書き:ニ匁》
右五味黒胡麻.麻仁.の二味を炒りてすりばちにて