翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

灌水伊呂波歌 - 翻刻

灌水伊呂波歌 - ページ 9

ページ: 9

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【右丁】 もろこしの聖(ひぢ)りのをしへ見きゝても       ゆをつかふみの などか しらなむ せめてゆのどくなる事を知(し)らせばや       水(みづ)遣(つか)ふ のは とにも かくにも すめる代(よ)につきせぬみづを身(み)にそゝぎ       なべて無病(むびやう)に くらせ よ の 人  長命(ちやうめい)と無病(むびやう)は人(ひと)のねがへども       湯(ゆ)にいる害(がい)をしらぬ かなし さ  いさぎよく朝(あさ)夕(ゆふ)水(みづ)に身(み)をそゝげ       ねがはず とても 無病(むびやう)  長(ちやう)  命(めい) 【左丁】  湯(ゆ)にいるは大毒(だいどく)なりと世(よ)の人(ひと)の       しりつゝ水(みづ)の のう を 知(し)ら ずや  よしあしの其名(そのな)に迷(まよ)ふ愚(おろか)さよ       呑(のみ)てそゝぎてみづからに ゑ よ  五十 迄(まで)みづをにくみてそしる身(み)の       今(いま)とふとみて潅(そゝ)ぐおかし さ  無事(ぶじ)な身(み)を朝(あさ)夕(ゆふ)水(みづ)にそゝぐのは       ころばぬ先(さき)のつゑで 社(こそ) あれ  もろ〳〵の病(やま)ひの数(かず)はおゝけれど