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【右丁上】
一九ゆめ心にも
ふし
ぎにおもいわが
目の玉をうしろむき
にひつくりかへして
はらのうちをのぞき
見れば心は一身の主也と
古語にいふごとく
しんのぞうをたい
せうとしてひのぞう
はいのぞうかんのぞう
じんのぞうたいしよく
にあてられいづれも
いろあをさめてろみ
いりばつざへくちを
よびいだしてしんの
ぞういゝわたし
けるはひつ
きゆうその
ほうけび
ぞう
より
はらの
うちの
わづらひ
となる
ことわさにもやまひは
くちよりいるといへば
みなそのほうがとが也
【左丁上へ】
【右丁左下】
〽とかく
そのもとは
くちがわるいから
このくちきつと
たしなんだが
よふござる
【左丁上】
このゝちよくつゝし
みてどくなるもの
やたらむせふに
とりこむこと
むよう也と
いゝわたしける
この心(しん)といふは
むねのあいだに
ありてその
おくかたを
魂(こん)といふ也
さればしん
こんとつゞ
きてふうふ也
脾(ひ)の蔵腎のぞう
は五ぞうのうちでも
よつぽどねめつく
見へけるがちかごろ
だん〴〵いたみて
大きにおとろへ
けるみなくちの
しはざなりされば
脾腎(ひじん)の■【後ヵ】をたの
んでゐんしいを
ほしいまゝにせず
とは この事也
【左丁右下】
〽いさいかしこまり
ましたともちまへの
くちさきにて
いゝよふに
あわしている
【左丁左中】
口がいふ
〽とかくわたくしは
たべませぬ
よふにいたし
ましても
目でみたり
はなでかい
だりいた
して
【左丁左下】
どふもすゝ
めて
なりませぬ
からめはな
へもそのだん
おゝせつけられ
下さりませ