翻刻
【右丁 挿絵 文字無し】
【左丁】
をめし給(たま)ひてとひ給(たま)はくなんぢいつれをか。あ
みに得(ゑ)たる。こたへていはく。我あみに白亀(はくき)を
得たり、其まろき事五 尺(しやく)也君此かめを召(めし)
給て。ひとたひはころしてうらかたせんと
思ひ。またはたすけまく。思しめし給ひて。ひと
かたならす侍りて後(のち)うらなひ給ふに。此かめ
をころし卜(ほく)し給はゝ、くにもとみさかへんと
ありしによりかめをころし給へば。七十二 鑚(さん)
して遺筴(いさく)なかりき。孔子(こうし)これを聞(きゝ)てのたま
はく。神亀(しんき)よく元君(げんくん)にゆめに見ゆれとも