翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

竹斎狂歌物語 3巻 - 翻刻

竹斎狂歌物語 3巻 - ページ 20

ページ: 20

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【右丁】 思ひしりなから。猶(なを)きのふけふとはおもはさり けりなと。くときあへるも。にくからぬものから むねつぶるゝわざにこそ。ひとりもあらは こそ。としころなれぬるあいたに。壱人のお の子ありし。其 名(な)を竹 若(わか)と申けるか。ふう ふのなけきあへる。其(その)けしきを見て。いかな れは。二所(ふたところ)はかくなけき給るそなといひて たはこの具(く)に火(ひ)いれるなどして。おさなき心(こゝろ) にも。ちゝかきけんをとるをみるにもたは こより猶けふりあへるむねのうちなりや。女(をんな) 【左丁】 はとてもはや。そひはつ【添い果つ】へきちきりにも あらし。かしらをろし仏(ほとけ)につかへ侍(はんへ)らんとて すてにもとゝりはらはんとするを。竹斎 きもたましゐもきえはつる心ちして。とん てかゝりしゐてとゝむるを。おさな心にはふう ふいさかふとやおもひけん。たれ〳〵はおはせぬ かあれとりさへ【注】給へなと。なけきあへるこそ一 かたならぬ事とも也。やう〳〵竹斎此事を せいし。大いきつきてあるあいたに。にらみの介は 我屋に有けるか。上洛(しやうらく)の談合(たんかう)をもせはやと 【注 取り支え=仲裁する。】