翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

紅葉狩剱本地 - 翻刻

紅葉狩剱本地 - ページ 19

ページ: 19

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なんと。《割書:ハアヽ|》事おかし。馬の足にかけがへあらば一寸ても乗 入て見よ。《割書:ヲヽ|》所望(しよもう)ならば是見よと乗こむ馬のまへずね。 両手に取てこりや〳〵〳〵めよりたかくさしあぐれは。馬は さんたをするごとく諸任はあをのけに。ころびをうつては ね返しまつさか様にぞ落たりけり。顔(かほ)をしかめて。《割書:エヽ|》あ ほう力のくげ侍。何をくらいこんだやらくらいだをれ覚へて おれと。砂打ふるい腰(こし)をさすつて立帰る。跡からちが〳〵 ちんば馬見ぐるしかりける有様也。利綱とつと打笑ひ。御内の 者共此島だい。惟茂卿迄届申せといふ所へ。姫君いかれるかんばせ にてまちや〳〵利綱。世継とやらいふ女惟茂様を。我物がほに ほてくろい此長文。なんぼほうらいの島だいて祝ふても。相生 と契り置たは此玉ゆら鶴亀も引むしつて松竹もおつて すちや。追出されうが殺(ころ)されうかおやかたへかけこんで。一足成共みづ からが先へ嫁入(よめり)して見せうと。かけ出給ふをいだきとめて是姫君。