翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

紅葉狩剱本地 - 翻刻

紅葉狩剱本地 - ページ 41

ページ: 41

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乗かへくさつたか。人でなしのちく生と心にあまる腹立まぎ れ。むめのゐか首筋取て引のけ世つぎごぜんのひざもとへ どつかりとゐなをり。《割書:フウ〳〵|》今のは聞所。女夫も〳〵二世三世いとしい かはいとかいて有が定じやの。《割書:アヽクド|》なんのうそいふ物ぞ。そもじ 様の文章にはどふかいてござんすと。とはれて玉ゆらせきめんし。 文の通あらはさは見捨られしと腰元共に笑はれてはちじよく ぞと。心にそまぬけら〳〵と笑ひ。《割書:イヤ〳〵|》二世三世とは世間なみで あさいこと。わたしが文には五世六世みろくの出世もかはらぬ女夫身ふし がなへていとしいと。それは〳〵忝いうまいことじやとせかすにぞ。世つぎ御前 もせきのぼる悋気(りんき)のほむらに気を上て。《割書:エヽ|》我方へは他国するの太刀 尋るのと偽(いつわり)ごと。頼まれぬ男心いつそのことやぶれかぶれと玉ゆらの胸(むな) づくししつかと取何身ふしがなへる程かはいとの文章か。面白し〳〵身 ふしがなようがしびれうが。惟茂様には此世継御前といふおか様が有ぞ や。忝も仲人(なかうと)は帝(みかど)様りんげんは汗(あせ)のごとし。出て二度返らねば未来(みらい)かけ