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づた〳〵に切さいなむなぶり殺しののたれ死。天のにくしみ
主人のばち。妻子の罰も一時に報(むく)ひの剣ぞ心地よき。今は
是迄これよりは頼むは仏神天道次第。いそかれふさわかいざ
給へ母上。親はそれたか鷹(たか)の子の心はとや出の大鷹【注】 鶻鳫(はやぶさ)。
取 靏(つる)取 白鳥(はくてう)取。手に取小 鷹(たか)手なれだり。やがて名を取
知行(ちぎやう)取ほまれを取と気逸物(きいちもつ)。心計はいさめ共。身は落草(おちくさ)
に影(かげ)隠(かく)す返つてきじと鷹の巣(す)や都の古巣(ふるす)に帰りけり
第四信濃くだり
今年わたりの。きやらではないがとめてねまきの
一かさね。ねまきの。とめて。とめてねまきの一かさね。
ともにかさねて二かさねいざやしなのゝ雪国の。雪
のはだへをあたゝめて。同じちぎりをかさねんと。世 継(つぎ)御
前も玉ゆらも。心おれあふ花の枝。つゑにきりつゝ。
たび衣。世のうゐつらいしらぬ身は。うしろづよしや後
【注 「とやでのたか(鳥屋出の鷹)」=鳥屋ごもりの後、羽も抜けかわって鳥屋を出る元気のいい鷹。】