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には。金剛(こんがう)兵衛 茨菰(おもだか)次郎つはものふたりつるゝとは誰
も成まい。まねてみや。まねて都の町の中。さながら
〽人め恥しと笠かたぶけて。杖つきののゝ字やたれが
手ならひに。いろはちりぬるあはた山。候へく候に見えたるは
雪折。竹のかげやらんわらやのけふり一筋を。候へく候によみ
なして。玉づさつもるせき守に。小町おどりのなりふり残す。
霜(しも)の小きくの狂(くる)ひ咲(さき)狂ひ咲。嵐(あらし)に狂ふ秋の空雲に。
うもれてかすか成三井のお寺はあれとかや彼秀郷
と中よしの龍宮かいのおと姫の。人の待よひわかれ
ぢは。いかにせよとの鐘(かね)の声つがもながらの山つゞきこずへ
まばらに染なして。のこんの月のもん所。木の葉(は)衣の
もやうよくしやんと立たるみかみ山。いつかひよくのとこの山。
すそは萩(はぎ)原小松原待とたがいふた妻戸。をあけて。
月に枕。の宿かした。宿かしは木の森(もり)ならで。あはづの