翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

紅葉狩剱本地 - 翻刻

紅葉狩剱本地 - ページ 75

ページ: 75

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そさう【注】な事ながら。余五将軍(よごしやうぐん)惟茂(これもち)様は御在京にて ましまする。若御存しもさふらはゞをしへてたべとそ尋ける。 金剛(こんけう)兵衛心付。そも何ゆへに尋給ふ。則我々は惟茂の 郎等共。あなたはいづれも御れん中。主君(しゆくん)惟茂は公用 有て信州(しんしう)へ下かうに付。只今いづれもくだる折から用事 あらば同道せん。誰人成ぞと問ければ。扨は聞及し 旁(かた〳〵)にてましますか。我妻は御太刀ゆへ身をはたし世を さりて羽かびしほれし鷹のへをふさ若とは 此子が事。おなさけあれや人々よ。扨は聞及ぶ たてわき太らうの妻や子か。いざともなはんいたはしや。 あわれみ給へもろともに。おなじくしほる袖の 露。野路のしのはら。わけゆけはぢんばにつゞくお のゝしゆく。なじまぬなかもとひとはれすれつもつ れつ。〽すりはりのとうげはるかに見おろせば今こそ 【注 粗相】