翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

竹斎療治之評判 2巻 - 翻刻

竹斎療治之評判 2巻 - ページ 10

ページ: 10

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気るは爰(こゝ)にやふぐすし竹斎(ちくさい)とて此程/都(みやこ)より 下里けりやぶに加うのものといふ事あり見せ 給へといひければ病人爰(びよう尓んこゝ)に/歌有(うたあり)とて   くすしには下手(へた)も上手(じやうず)もなかりけり    ひいき〳〵にと起の仕合(しやはせ) とあるといふて此/竹斎(ちくさい)にかゝる 此/歌病人(うたびようにん)の申とは書(かき)たりけれとも下心を案(あんず)る に竹斎より不学(ふかく)なる人/世間(せけん)へ用(もちい)られて 竹斎(ちくさい)はさもなきを申されけるにや唐(もろこし)にても なるほとよき/医者(いしや)の世間(せけん)へ聞(きこ)へぬ人有また さもなき人/大名高家(だいみやうかうけ)へ出入(いでいり)して物(もの)の見事に なる人あり其よきいしやにて人のしらぬ人に そばから申やうは扨々(さて〳〵)そなたはそ禮ほとに能々(よく〳〵) 事(こと)越きは免よきいしやにてさ様(やう)の身躰(しんたい)むきは 無調法(ぶてうほう)なる事也ちとどなたへも出入(いでいり)してよく もなるやうにはせられいでといへはかの仁(じん)せし されけるやうは工不工(こうふこう)は我(われ)尓ありとて医道(いだう)を つとめたると津とめぬといふは我身(わかみ)にある事 なりうるうられざるは人にありとて人の用(もちひ)て はやるそ用(もち)ひずしてはやらぬといふ事は人に ありと云て手(て)まへ計(ばかり)を能(よく)つとめて外にか まはぬ人ありけり 扨竹斎(さてちくさい)/病人(びようにん)をみて脈(みやく)の様子(やうす)を考(かんが)へ熱気(ねつき) 頭痛(づつう)むしなとのやうすを相尋(あひたつね)そ候へは病人(びようにん)申は