翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

竹斎療治之評判 2巻 - 翻刻

竹斎療治之評判 2巻 - ページ 11

ページ: 11

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たつねられし事/皆(みな)々これあると答(こたへ)けれはさぞ〳〵 と自慢(じまん)がほにて薬(くすり)をあたへけるまことに仕合(しやはせ) と薬(くすり)きゝておこりおちけるそこにて奇妙(きめう)なる 事(こと)とて薬(くすり)のはいざいを問(とへ)は竹斎(ちくさい)こたゆるは 先(まつ)ふる畳(たゝみ)の黒焼(くろやき)に十四五年の古(ふる)がみこの黒(くろ) やきにて候と申をは是(これ)は珍敷薬種(めつらしきやくしゆ)かなとて子(し) 細(さい)を問(とへ)は我等(われら)が此病(このやまひ)を煩(わつらは)し時(とき)ふるきかみこ四 五でうきせ古畳(ふるたゝみ)を上(うへ)にをきけれは其侭(そのまゝ)なを 里たりと云(いふ) さて此(この)こゝろを案(あんす)るに紙子(かみこ)にては寒(さむ)さをふせ ぎあたゝめん所其内(ところそのうち)にあり又畳(またたゝみ)はおもくして ふるひになゝく所(ところ)をおししつむる心/内(うち)にあり けり是(これ)は又(また)いしやの/薬(くすり)に/不吟味(ふぎんみ)なる事を書(かく)也 薬(くすり)といふものは其薬(そのくすり)のなりふりそれ〳〵の形(かたち)に よりて様子(やうす)あり先天(まつてん)を飛(とび)かけるもの地(ち)をはし るもの水(みづ)にすむもの有情(あるじやう)と非情(ひじやう)とそ連〳〵 のかはりありて天地陰陽(てんちゐんやう)の道理(だうり)をそなへ陽(やう) 中(ちう)の陽又陰中(やうまたいんぢう)の陰或(ゐんあるひ)は陰中(ゐんぢう)の陽(やう)又は陽中(やうぢう) の/陰(ゐん)なとゝ云事(いふこと)ありて五/蔵(ざう)六/府(ふ)/皮膚(ひふ)/骨髄(こつずい) へわたるそれ〳〵の/考(かんがへ)あり又はそれ〳〵の道具(だうぐ)に よりて性(しやう)のかはる事有とかく薬(くすり)は此ものは 木(き)ぞ竹(たけ)ぞ金(か年)ぞ土(つち)ぞけたものそと其者(そのもの)のた しかなるにて其理(そのり)をつくし又は何(なに)とも志れ すともすいぞあまいそ志はゝゆいそ苦(尓が)いそ辛(から)ひ