翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

竹斎療治之評判 2巻 - 翻刻

竹斎療治之評判 2巻 - ページ 13

ページ: 13

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さがる計(ばかり)のせい有物(あるもの)なれは薬(くすり)に/用(もちゆ)る時(とき)さ がる事に用ゆ難産(なんさん)又は胞衣(ゑな)のをりぬとき 此おもりを赤(あか)く焼(やき)て酒(さけ)の中(なか)へじぶと入その 酒(さけ)を呑(のま)すれは産(さん)を催(もよほ)し或(あるひ)はのちさんをお ろすとあり又/同(おな)し鉄(てつ)なれとも斧鉞(ふゑつ)のをの まさかりに/仕(し)たるは是(これ)へは又/男(おとこ)の/持(もつ)ものな禮は 男(おとこ)の/役(やく)をしてへ変女男子(へんしよなんし)の法(ほう)に/懐妊(くはいにん)三月の 中に/其女(そのおんな)のへやの床(ゆか)の下へ人にしらせす入て をけば男子(なんし)をうむ也と云(いへ)りこゝろみんと思はゞ 雉(きぢ)の玉子(たまご)をあたゝむる下へ入てをけは皆(みな)をん どり計(はかり)になるとあ連は其物(そのもの)〳〵によりて 能(のふ)が替(かはる)也/然(しかれ)はふるかみこもあたゝむる性(しやう)は慥(たしか)也 されは其物(そのもの)もしれて此理(このり)有ゆへに/此病(このやまひ)にきく は川そと吟味(ぎんみ)せよとの鏡(かゞみ)なるへし 〇又/有(ある)かたに/鍛冶(かぢ)が一人有けるがせんくづか目(め)に 入て以外(もつてのほか)に目を煩(わつらふ)そこにて目の煩(わつらひ)なるゆへに 目医者(めいしや)の堂かだまじ満などの歴(れき)々にかゝ連/共(とも) 少(すこし)も験(げん)なし竹斎是(ちくさいこれ)をみて何哉覧(なにやらん)くすりを そくいゐに/押(をし)まぜて眼(まなこ)にはる三日/過(すき)てとり 給へ眼(まなこ)尓/子細(しさい)はあらしとこ満やうに語(かた)る三日/過(すき) て取(とり)けれは眼(まなこ)佐々里とあ起にけりさても〳〵め いよなる事とて薬種(やくしゆ)を問(とへ)はじしやくにて有 とて其(その)志しやくの鉄(てつ)をすふ子細(しさい)を詳(つまびらか)尓かたる也 〇/扨此心(さてこのこゝろ)を案(あんず)る尓/是(これ)はいしや方(かた)へのをしへの鏡(かゞみ)也