翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

竹斎療治之評判 2巻 - 翻刻

竹斎療治之評判 2巻 - ページ 14

ページ: 14

翻刻

先以(まつもつて)/素問(そもん)に/病(やまひ)を治(ぢ)するは必其本(かならすそのもと)をもとむと 云(いふ)て第(だい)一の本(もと)と云(いふ)は陰陽(ゐんやう)のさた又は何たる子(し) 細(さい)ありて煩(わつらひ)ぞと其煩(そのわつらひ)/出(いだ)しの本(もと)を相尋(あひたづね)るが療(りやう) 治(ぢ)の本(もと)をもとむると云(いふ)もの也/其本(そのもと)はたつねもせ いて目(め)を煩(わつらはふ)ほとにとて目(め)の療治(りやうぢ)耳かゝるは ひかことなり是(これ)はせんくずが目(め)に入て目(め)の病(やまひ) とはなるなれは病(やまひ)の/本(もと)はせんくずなりその せんくずを取(とり)出をは末(すへ)の枝葉(ゑだは)の病(やまひ)はなをさね ともなをる也堂とへは庭(にわ)に/草(くさ)かはへてわるい とて葉(は)をむしれ共又はゆる此はゆるは根(ね)か有(ある) ゆへに又ははへ〳〵するほとに根(ね)をとりてすて ぬれははゆへき根(ね)なし是目(これめ)の煩(わつらひ)になるせん くつを取出すがことしかくのこときを病(やまひ)を治(ぢ)する は必(かならす)/其本(そのもと)をもとむといふ也/煩(わつらひ)の子細(しさい)は尋(たつね)も見(み) 付もせいてたとへは腹(はら)かいたけれは我も〳〵と 虫薬計(むしくすりばかり)を用(もちゆう)やうにするは右の通(とをり)目の煩(わつらひ)なる ほとにとてせんくつのせんさくもなしに目いしや にかゝるがことし其/腹(はら)の痛(いたみ)は虫(むし)か食傷(志よくしやう)か或(あるひ)は ひへたるか或(あるひ)は/疝気(せんき)かなとゝ病(やまひ)の本(もと)をよく〳〵 吟味(ぎんみ)し定(さため)て薬(くすり)を用ゆれは其まくなをると いへり病も因(よつ)てをこる所あり乱も因(よつ)て於 こる所有とてそれ〳〵の子細(しさい)ありたとへは喧嘩(けんくわ) 口論(こうろん)するに是は何たる事からをこりたるけん くはそと其/子細(しさい)を相尋(あいたつね)してそれ〳〵に/扱(あつか)ひ