翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

竹斎療治之評判 2巻 - 翻刻

竹斎療治之評判 2巻 - ページ 15

ページ: 15

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を入れは双方(さうはふ)共にやはらくべし唯(たゞ)かんにんせ よ〳〵と云/計(はかり)にては遂(かゑつて)而腹をたて切(きつ)てのは 川てのとて噯(あつかひ)人まて打まはすかことし病(やまひ)を 見さためぬ薬か遂(かゑつて)而かはに成て余病(よびよう)がをこる ぞとかく病(やまひ)をなをすには病の出ぬる本(もと)を見付 て薬(くすり)を用るが諸病(しよびよう)共に/肝要(かんよう)也と此所にてお しゆる也/李仲梓(里ちうし)と云(いふ)人の文(ふみ)に人の煩(わつらひ)をするは たとへは木を虫(むし)がくひてかれそふなると同し事也 其虫(そのむし)のくふ所をよくしりたる人は多く一所ほり て虫をとれは其木かさりゆる也其虫の有所を 志らぬ人は爰に虫かありそふなと云(いふ)て不りて見 れともなし又かしこに/虫(むし)が有そふなと思ひてほり てみれともなしあ気くのはてには爰(こゝ)かしこ木 の皮(かは)をむくゆえに木がかれぬるといへりへ下手(へた) いしやの病(やまひ)を見付もせいてせんきかと思ひて くすせともそれてもなし又ひへたるかと思ひて くすせ共それてもきかすあの加減この加減(かげん)する 内に/病(やまひ)が重(おもり)て死(し)するに譬(たとへ)たり面白喩(おもしろきたとへ)なり 又さる人/落馬(らくば)をして煩(わつらふ)/竹斎尋(ちくさいたつぬ)るに/落(らく) 馬(ば)は幾度(いくたひ)ほとめされけるそと相尋(あひたつね)ぬれは五六 度(ど)もしたるといふ竹細(ちくさい)心得たりとてふすまぬの こをとりきせてまゝ寝(ね)よ〳〵とてねさせける 彼病人(かのびようにん)いたさはいたしねら年ばかくのこときの 療治(りやうち)も御座候哉と尋(たつね)けれはされはの事むかしも