翻刻
一/鷹(たか)のすいり 一/鴟(とび)の焼物(やきもの) 一/雀(すゞめ)のすし
一/烏(からす)のみそ漬(つけ) 一こばうの/円焼(まるやき) 一/梟(ふくろふ)のさしみ
一/鯨(くじら)のやき物 一/獺(かハうそ)の円焼(まるやき) 一なまこの/焼物(やきもの)
一/夜鷹(よたか)の/油(あふら)あけ一/鯲(どぢやう)の蒲(かま)ぼこ 一かみなりのまなこ
一/仙人(せん尓ん)の志らみ 一/天狗(てんぐ)のなし物(もの)
此分/用(もちひ)候へと申つかはす
右(みぎ)の/好物(かうふつ)いかなる事に/瘡気(かさけ)の煩(わつらひ)によき事か考(かんがへ)
難(かた)し然(しかし)なから下心を考(かんがふる)に/其物(そのもの)の寒熱温(かんねつうん)
涼(りやう)の性(しやう)たしかに本草(不んさう)にてしれたる物なれとも
病(びやう)人によりて料理(れうり)の仕(し)やうに/心得(こゝろへ)ある事也
さるによりて料理(れうり)の仕様(しやう)を書(かき)てやるなるへし医(くす)
師(し)の方(かた)より点(てん)をかけてやれはいかやうにしても