翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

竹斎療治之評判 2巻 - 翻刻

竹斎療治之評判 2巻 - ページ 18

ページ: 18

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くるしからぬと病(びよう)人/方(かた)に心得(こころへ)てなますにもさ しみにも何様(なにやう)にも料(りやう)られける/事(こと)/有(あり)べしさ るによりて念(ねん)を入/料理(りやうり)を書付(かきつき)られたりたとへ は脾胃(ひゐ)よはき病人(びようにん)にて腹(はら)なとくだり食物(しよくもつ)も消(せう) しかたき方(かた)へは煑(に)て用(もちひ)候へ又は焼(やき)て用(もちひ)候へと念(ねん) を入(いれ)よと能事なるへし是(これ)は寒熱温涼(かんねつうんりやう)の性(しやう)の/知(しれ) たるをいふなり又かみなりてまなこ天狗(てんぐ)のなしもの 仙人(せんにん)のしらみなとは中々/其性本草(そのしやうほんさう)にても慥(たしか) なるへからす然(しかり)をかくいひけるはいかにて考(かんがふる)に世間(せけん)の 好物(かうぶつ)の点(てん)をかけめさるゝを彼竹斎(かのちくさい)見て和名(わみやう)は しれて本草(不んさう)に/考(かんがへ)かたく又/本草(ほんさう)に目のあたり 見るやうに書てあれとも和名(わみやう)しれぬ物/多(おほ)し さやうの物(もの)もをめずはゞからす点(てん)をかけめさるゝを 笑(わらふ)下心に/書(かき)たるか去程(さるほと)に好物(かうぶつ)の点(てん)は大事の物也 と教(おしゆ)る也/某去方(それがしさるかた)の/咄(はなし)を承(うけたまは)り侍(はんべ)る昔(むかし)どなたやらん の煩(わつらひ)に/赤貝(あかゝい)をゆるし有けれは其(その)あかゞいかたゝ りるか又/別(べち)の物(もの)がたゝりけるか考(かんが)へからさる所 へ別(べち)のいしやまいられていかにも赤貝(あかゝい)かたゝりたる よし申されける其(その)よしを前(まへ)かたのいしや聞く(きゝ)て本(ほん) 草(さう)を持参(ぢさん)ありてあかゞいの条下(でうか)をよみて是々(これ〳〵) あるか是(これ)がたゝるへきやたゝるたると申され ける方(かた)は別(へち)に/本草(ほんさう)ばしあらんと申されたる と承(うけたまは)り侍る医師(くすし)たる人は心得(こゝろふ)べき事也又/或人(あるひと) 某(しれがし)に御尋(をんたつね)有けるは皆(みな)いしや衆(しゆ)の好物(かうふつ)のてんを