翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

竹斎療治之評判 2巻 - 翻刻

竹斎療治之評判 2巻 - ページ 19

ページ: 19

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かけぬるを見るにおしなへてきすさよりもと不 かなかしら牛房(ごばう)大こんなどゝいかなる病人(びようにん)にもい つれの医者(いしや)も点(てん)かけくるゝが何(なに)とぞ病人(びようにん)により て心もちあるへき事也そなたは何(なに)とてんをかけ られけるやと御尋(をんたつね)あり答(こたへ)て申やうは某(それがし)は少(すこし) 心得御座(こゝろへござ)候それはいかにと申に/熱(ねつ)の煩(わつらひ)には黄連(わうれん) の黄(わう)ごんのとてひへくすりを用(もちひ)候それらの/煩(わつら)ひ にはひへもの計(はかり)に/点(てん)をかけて遣(つかは)し候又冷たる 煩(わつらひ)には肉桂(につけい)の乾姜(かんきやう)のとて熱薬(ねつやく)を用(もちひ)候それら の煩(わつらひ)には又/熱(ねつ)の物はかりにてんをかけ候と云(い)へは これかまことの好物(かうぶつ)のてんなるへしと御申ありけり 此好物のめつらしき品々(しな〴〵)はいしや方(かた)への鏡(かゞみ)成(なる)へし