翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

竹斎療治之評判 2巻 - 翻刻

竹斎療治之評判 2巻 - ページ 34

ページ: 34

翻刻

たとへて書(かく)なるへし申ても〳〵腹(はら)の内(うち)の/子(こ)がたう 瘡(がさ)を煩(わつらふ)事いかゝ有へき事にはあらねとももろ〳〵 の煩(わつらひ)にかくのことく違(ちがひ)たる事のみなるべけれ共(とも)/目(ま) のあたり見るやうに/恥(はつかし)ケ(げ)もなく申けるを俗人(ぞくしん) 達(たち)のまことゝおもはれ候はん事を笑止(せうし)に思ひてかく れたるなるべしかうやくを丸(ぐはん)してのまする事は 医書(いしよ)に/多(おほ)しなき事には非(あらす)/扨又(さてまた)うみ月なる とのそまれて又じしゃくをはられし事/是(これ)にて 志きりたちけの徒くへき事にはよもあらじ世(せ) 間(けん)にてでもなき事越してもしきりのたつべ き時分(じぶん)に仕(し)あはせぬれば此道(このみち)をしらぬ人は薬(くすり) のきゝたるとおもふ人の事を/書(かく)なるへしもろ〳〵の 煩(わつらひ)に/此類多(このるいおほ)かるへし例(れい)のじしやくにて又/手柄(てがら)をし たるそと誉(不め)られしそれよりも又/武州(ふしう)へ下りに けり扨全部(さてぜんぶ)ともに/評(ひよう)すへき事なれとも予(よ)がわ ざならねは唯療治(たゞれうち)の所ばかりを評(ひよう)し畢(をはんぬ)