翻刻
生冷(しやうれい)のくた物【果物ヵ】おほくしよくすれば
脾胃(ひい)をそんじて病出づなり
夕飯(ゆふはん)をひかゆる人はをのづから
脾胃をたすけてよはひのぶへし
食 後(ご)には百 足(あし)はこぶ道ぞかし
そのまゝふせばしやくしゆ【注】おこらん
魚鳥(うをとり)の食後(しよくこ)に口をすゝぎなは
はの根(ね)もかたく虫ばみもせじ
食後には立(たち)て小用かなふもの
食の前にはつくばひてせよ
すき味(あち)をおほく食せは脾胃やぶれ
くちびるしはむものときくなり
【注 しゃくじゅ(積聚)=腹部・胸部に起る激痛。癪(しゃく)。癇癪(かんしゃく)。さしこみ。】