翻刻
【右丁】
みとり子を懐(いだ)きすくめてそだてなば
身はうみかじけをそく成人
みとり子をはゝせ【這はせ】あゆませそだてなは
病ひすくなくはやく成人
いだきあげさのみあいすなみとり子の
驚風(きやうふ)も出てあやまちぞある
【左丁】
絹(きぬ)あつく常にいだけば身はうみて
夏秋のころ驚風(きやうふ)いづなり
立かわりさのみ愛すなおさなひの
かひなき精(せい)はつかれやすきに
かたにのせ又はしらかし【注①】ちくちつと【注②】
さのみ愛(あい)すなみとりこつゝみ
【注① 走らせる。】
【注② こまやかであるさま。】