翻刻
余り尓/美(うつく)しく尤マか那るは。料理人の料理。
下屋敷料理など云て茶事など尓はた能まざ流
べし。/勿論不奇麗(もちろんふきれい)なら?は論尓及べから須
一饗應の法第一時節相應な流べし。初物など
云ても餘り時節の至らざる物用捨有累べし
又よく/蔵(たばい)/得(え)たりとも。各別不_レ時節もの/尊貴(そんき)能
/饗(ふたけ)など尓はことに用捨春へし
一先始終の取合を/専(せん)尓春べし或は本汁厚味
ならば/向(むかふ)鱠か加ろよも能可然し。/羹(あつもの)二川あらば
一川盤厚味一川盤/淡味(たんみ)。/飣(さい)五川あらは二種は
厚味三種は淡味。如_レ此毎事心を付べし
魚鳥の肉過堂らんも。又/塩梅(ゑんばい)の/旨(う満)過堂ら
無ももたれてあしく。料理の出來ばへも
なか類べし