翻刻
の諸臣亦奏請を行はす朕屢々旨して詰問する
に迨ひ方さに此情を悉す朕念ふ爾か国心を傾
け貢を修む宜しく優䘏を加ふへし乃ち使臣及
地方各官逗留遅悞豈に朕か遠を柔んするの意
ならんや今已に正副使督撫等の官を将て分別
処治せんとす特に恩賚を領ち仍ほ正使張学礼
副使王垓を遣し其をして自ら前罪を償はしむ
暫く現職に還し速に使人を送り国に帰し一応
の勅封事宣仍ほ世祖章皇帝の前旨を照して行
ふ朕爾か国末た朕か意を悉さゝらんことを恐
る故に再ひ勅諭を降し爾をして聞知せしむ爾
ち其れ益々厥の誠を殫し朕か命を替ること母
れ詔曰帝王徳を袛(ツヽ)み応に治上下に協ひ霊天地
に承くへし則ち薄海通道率ゐ俾(シタカ)ふて藩屏の臣
と為らさるなし朕愗めて鴻緒を纉(フ)き奄(オホ)ひに中
夏を有(タモ)つ声教の綏する所遐邇を間(ヘタテ)る無く炎方
荒略と雖とも亦遺すに忍ひす故に使を遣し招
来し仁風をして海澨に曁はしめんと欲す爾ち
琉球国号に南徼に在り乃ち世子尚質時に達し
勢を識り袛(ツヽシ)んて明倫を奉し則ち王舅馬宗毅等