翻刻
に年を以てせ書文物の盛、古に尚ふるや亦知る
へからさるなり
享和三年《割書:嘉慶|八年》世子思徳金を立て位に登らしむ
是を尚成王と為す王其歳十二月病て薨す年甫
めて四歳なり
即日諸臣議して尚哲の第四子思次良金を立て
統を承かしむ是を尚灝王と為す文化三年尚灝
襲封謝恩の為め読谷山王子を正使とし小禄親
方を副使として江戸に遣す五年《割書:嘉慶十|三年》清国使
者翰林院編修斉鯤工科給事中費錫章等琉球に
至り故世子尚成を封し故王尚温及尚成を諭祭
し尚灝を冊封す文政四年尚灝使を清国に遣し
清主の即位を賀し方物を貢す五年八月和蘭商
船琉球に至る八年歳登らす国民飢うるもの多
し十年四月英吉利商船至る歳大に飢う
文政十一年《割書:道光|八年》尚灝位を世子に譲る世子位に
即く是を尚育王とす天保三年尚育豊見城王子
沢岻親方等を江戸に遣し襲封の恩を謝す七月
英船復た来る五年《割書:道光十|四年》五月尚灝薨す歳四十
八性質純厚賢を親しみ耄を恤み農務の艱難を