翻刻
朕か意を体して永く
皇室に輔たれ欽よ哉と外務卿奉して之を宣読
し正使尚健に授く健拝受し使臣磬折謹拝して
尚泰に代り詔命の恩を謝す上書曰臣健等謹て
白す臣等寡君の命を奉し
天朝に入貢す今寡君を封して藩王とし且華族
に班せしむ
聖恩思渥恐感の至に堪へす健等代りて詔命の
辱きを拝す(明治五年壬申九月十四日正使尚健
副使向有恒賛議官向維新)次に賜賚あり大和錦
《割書:五|巻》遊猟銃《割書:三|挺》鞍鎧《割書:一具以上|尚泰へ》大和錦《割書:五|巻》七宝焼大花
瓶《割書:一|双》新製紙敷物《割書:三枚(以上尚|泰夫人へ)》又
皇后宮より賜ものあり金地織天鵞絨《割書:五|巻》博多織
《割書:三|巻》西洋敷物《割書:三巻(以上|尚泰へ)》天鵞絨《割書:五|巻》西洋敷物《割書:三巻(以|上尚泰》
《割書:夫人|へ)》使臣等之を拝す他の隋員に至るまて物を
賜ふこと各差あり十八日三使臣
皇太后宮皇后宮に謁す物を献し物を賜ふ各差
あり此日吹上御苑瀧見の茶亭に於て歌会を設
けられ三使臣を徴して此に列せらる
聖上及皇后宮御製宸筆を使臣に賜ふ使臣も亦